山々カシュクールワンピース / くすみ赤 / 茜と福木

うすけはれより

日常の中で、ハレの日にもケの日にもしっくりくる衣を身に付けたくて作りました。
ベルトは付属アイテムとなりますが、衣服とは別個になっており、ベルトを巻いて着用したり、巻かなかったり、その時の気分に合わせてお楽しください。スカートは生地をたっぷり使っているので、ふんわりと風になびきます。
紐を結ばず羽織として着用いただくことも可能です。
【染めについて】奄美大島にて、茜と福木を重ねて染め、少しオレンジがかったくすんだ赤の色味にしてもらっています。染めた生地はしばらくは固く縮みも感じられますが、使っていくうちに着る人に馴染んで着ます。色落ちの経年変化もお楽しみいただけますと幸いです。染め重ねなど、お気軽にご相談いただけます。天然染めの面白さをどうぞご堪能ください。

¥60,000 税別

在庫あり

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ご注意点

カシュクールワンピースは着る方の体型によって胸元の開き具合が異なります。
山々カシュクールワンピースはもともと小さめのサイズ感で作っています。
また、染めたことによる縮みもあり、胸元が大きく開く場合がございます。
中にインナーを合わせた着用をお勧めしています。

この衣で目指していること



うすけはれオリジナルブランド   宇生(うい)
山々(さんさん)カシュクールワンピース

インドの在来種のオーガニックコットンを使い、シルエットが美しいカシュクールワンピース。山々に囲まれた場所で暮らすなかで、気持ちが良い春や秋、毎日着たいと思う衣をつくりました。皆と分かち合い、育んでいけるような衣を目指しています。

特殊な生地を使用しているため、生地に凹凸がありゆらぎが見えます。
ロングワンピースにし、生地の特徴を最大限お楽しみいただけます。

サイズ

着ている人:身長163cm(+靴底5cm程度)
着丈127cm 肩幅40cm 身幅47cm (紐で調節可能)
※丈の調節やサイズのご希望がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

染めについて

天然染色 茜と福木染め
赤色に染まる茜と黄色に染まる福木を重ね染めし、少しオレンジがかったくすんだ赤の色味にしています。
染色場所 鹿児島県 奄美大島
【染色について、ご理解いただきたいこと】
できるだけ化学染料を使わず、天然染料にこだわっています。染めることによる生地の負担は少なく、生地の魅力を引き出してくれるのが、大きな理由になります。お色は、ご使用を重ねる毎に少しずつ褪め、味わいが出てまいります。また、摩擦、雨や汗などで、色落ち、色移りすることがございます。
生地を染めることで丈夫になりますが、その分固くなるため、最初は生地が縮み、小さく感じることがあります。
使っていくうちに着る人に馴染んできますので、経年変化をお楽しみいただけますと幸いです。

※商品の画像につきましてはできる限り実物に準じたものを掲載しておりますが、染色の特性上写真とは多少の誤差がございますのでご理解下さい。

まず、ご確認いただきたいこと

インドの在来種の綿から生み出された生地を使った衣服について

生地の個体差がかなりあるため、同じ型紙で制作をしても、仕上がりの表情にかなりの個体差があります。ヨレやシボが入っているところがあったり、なかったり、そういった違いが、個々の表情の違いになってきます。その違いが魅力なのですが、現段階では、1点ずつ写真をとって、オンラインでおみせできないため、代表となる衣服の写真にて掲載させていただきます。ご理解いただけますと幸いです。詳しくは生地の説明をご覧ください。気になる方は、お気軽にお電話、メールにてお問い合わせください。

生地への想い

うすけはれのオリジナルブランド”宇生(うい)”でつかう生地を選ぶ際、決め手になったことがあります。

この生地との出会い

この生地で作られた赤色に染められたスカートをみたとき、
とても綺麗に染められた、その衣服をみて、この服がつくられた生地を見てみたいと思いました。
そして、染められる前の何も処理されていない生成りの生地をみせてもらったときにこれだと思いました。

決め手となった3つのこと

1つ目は、肌触りがいままで触った、どの生地よりも心地よく、美しい生地に出会ったという感覚が強かったことです。独特の美しさがあり、私たちは魅了されました。

2つ目は、それが新しい品種ではなく、古来から栽培されてきたという品種だったことです。新しいものではなく、昔からあるものを使って、自分たちが本当に良いと思える衣服を、作ってみたいと思いました。

3つ目は、この綿を栽培する際に、大量の水や農薬・肥料などを必要とせず、自然のチカラで育まれるものだということにも、とても力強さと美しさを感じました。

2023年に生まれた宇生の衣
それから小さな改良を重ねています。

こうした美しさを感じながら、着たいと思われる方が衣を纏う日々に関われることに、喜びと感謝を感じています。

生地の特徴

在来種の綿

古代より栽培されてきたとされる品種改良されていない在来種の綿。
生地を量産するために品種改良、遺伝子組み換えされた綿とは違い、降雨水のみで育ち、病気や害虫にも耐性が高く、農薬や肥料などの投資を必要としないので、農家の方が少ない投資で栽培できると言われています。
痩せ細る土地に弾力を与え、蘇らせる効果もあります。

量産を目的とした糸とは違い、不均一な糸を紡いで使用しているため、
同じように縫製をしても同じものが出来上がることはほぼありません。
1着の服の中にも、様々な表情が生まれています。
この生地の独特の仕上がり魅力だとわたしたちは感じました。
ゆったりと手で織られたその生地は、非常に通気性がよく、
着ていると風がそよぎ、肌の上の空気がゆらぐのを感じます。
1着ずつ異なる、いってんものの美しさを分かち合えますことを心から願っています。

特徴1: 木の肌みたいなヨレ

木の肌のような美しいヨレ感・シボ感がたっぷりです。纏っているとまるで肌の一部のような生命感を感じることも。ぜひお楽しみいただきたい特徴です。

この写真が生地の表情がとてもわかりやすいです。これは、ヨレがたくさんあるところ。そうじゃないところもあるのです。
ヨレがあるところと、ないところ、その差によって独特の表情が生まれています。

特徴2: ムラやカスレ

不均一なさまざまの太さの短い繊維がこの綿の特徴になります。この繊維を束にすることで糸をつくるため、糸も不均一な太さになります。その糸を手機を用いて平織りしています。そのため、細い糸や太い糸、偏りがうまれ、箇所により、生地が薄いところがあります。それにより、ムラやカスレがうまれます。このムラやカスレが生地の最大の特徴となり、さまざまな表情を生み出しています。縦糸と横糸が異なる太さになっていたり、箇所によって太さも変わるため、染色した際に、それがムラとして現れてきます。そのムラもとても味わい深いのです。

衣服の生地を光で透かしているところです。透かすととてもわかりやすくて、箇所によって分厚いところと薄いところなど、ムラがあります。
うっすらと濃いみどりと薄いみどりのボーダーのようになっています。それは、横糸の太さが箇所によって異なるからです。均一に染めてもボーダーのように見える箇所があります。

特徴3: フシ

ヨレがあるため、ほとんど気になりませんが、フシが時々あります。手紡ぎの糸は、途中で糸が切れた場合、それを手で紡ぐためにフシができるのが特徴です。手仕事の跡となります。

ヨレやフシがあります
左肩の部分にポツっとフシがあります。これは、インドで織っている人が、手で糸と糸を繋いだ跡です。ときどきあります。

特徴4: 伸び縮み

使うごとにヨレは伸び、また洗濯をするとヨレが戻り、縮んだような風合いになります。その変化も生地のシボ感により1点ずつ異なります。一点物の醍醐味としてお楽しみいただけますと幸いです。

特徴5: 少し繊細

生地の場所によっては、着用時の摩擦により、ひきつれや毛羽立ちがおこる場合が稀にあります。過度な摩擦や圧力をかける際は、ご理解の上、お楽しみください。

長くご愛用いただくために

  • お洗濯の方法
    素材は綿100%なので、洗濯機で洗えます。
    ネットに入れていただき、通常モードで脱水まで行えます。乾燥機はご使用をお控えください。
    生地を手で伸ばしてから干してください。
    洗濯により生地のヨレ感、シボ感が強く見られ、少し縮んだように感じることもあるかと思います。着ているうちに馴染んできますので、その変化もお楽しみいただけますと幸いです。
  • 天然草木染めのお洗濯について
    草木染めされたものは、色移りの可能性がありますので、単体でのお洗濯をお勧めします。
    合成洗剤、柔軟剤、漂白機能の入った洗剤は色落ちを早めますのでお控えください。
    少量の中性洗剤をご使用の上、必ず裏返してから陰干しをして下さい。

 

    【ご確認いただきたいこと】

  • 柑橘果汁やドレッシングなどの酸の強いものや、台所用洗剤などの付着により変色することがあります。
  • 体質によりますが汗など、による変色するケースもあります。気になる方は、脇パッドなどのご利用をお勧め致します。
  • お色は、ご使用を重ねる毎に少しずつ褪め、味わいが出てまいります。
  • 摩擦、雨や汗などで、色落ち、色移りすることがございます。
  • 保管の際は光の当たらない引き出しなどでの保管をお勧めいたします。

衣服との関わり

  • 生地の産地_ インド グジャラート州 カッチ
  • 糸紡ぎ_ アンバーチャルカによる手紡ぎ
  • 織り_ 手機による平織り
  • デザイン_ Atelier Antwerp and うすけはれ
  • 染め_ 奄美大島の染め
  • 衣服の縫製_ 小豆島の縫い手

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